現在、肥満症治療薬として注目されるのはインクレチン関連薬(GLP-1受容体作動薬・GLP-1/GIP受容体作動薬)です。作用する受容体の種類によって特徴が異なります。
現在、肥満症治療薬として注目されるのはインクレチン関連薬(GLP-1受容体作動薬・GLP-1/GIP受容体作動薬)です。作用する受容体の種類によって特徴が異なります。
スリマルで肥満症の自由診療として取り扱うのは、ウゴービ(セマグルチド)とゼップバウンド(チルゼパチド)です。
GLP-1受容体作動薬(セマグルチド/ウゴービ)
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食後に小腸から分泌され、食欲を抑え満腹感を持続させるホルモンです。ウゴービ(セマグルチド)はこのGLP-1の働きを模倣する薬で、週1回の皮下注射により食事量を抑えやすくします。詳細はウゴービの効果と使い方・ウゴービの副作用をご覧ください。
GLP-1/GIP受容体作動薬(チルゼパチド/ゼップバウンド)
ゼップバウンド(チルゼパチド)は、GLP-1受容体に加えてGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)受容体にも作用するデュアル作動薬です。臨床試験では高い体重減少率が報告されています(効果には個人差があります)。詳細はゼップバウンドの効果をご覧ください。
両剤の違いはゼップバウンド vs ウゴービ、成分レベルの違いはセマグルチドとチルゼパチドの違いで詳しく比較しています。
食欲抑制薬(マジンドール/サノレックス®)
日本では、GLP-1関連薬より前から承認されている食欲抑制薬としてマジンドール(商品名サノレックス®)があります。中枢に作用して食欲を抑える内服薬で、高度肥満症(BMIが高い一定の基準を満たす場合)を対象に保険適用されますが、連続使用期間が原則3ヶ月までと限られ、依存性などの観点から使用に注意が必要な薬剤です。スリマルでは取り扱っておらず、使用には専門的な管理が必要です。
漢方薬の位置づけ
防風通聖散などの漢方薬が、体質や状態に応じて肥満に関連して用いられることがあります。ただし、抗肥満薬(GLP-1関連薬)とは作用の仕組みも位置づけも異なります。漢方薬とGLP-1薬の違いはGLP-1薬と漢方薬の違いで解説しています。