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GLP-1薬と漢方薬の違いを比較

GLP-1ダイエットが気になる方へ。GLP-1薬と漢方薬の効果・費用・副作用の違いを比較し、美容目的ではなく医師の診断に基づく肥満症治療である点を解説します。気になる方は医師にご相談を。

医療監修

肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。

本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。

公開日: 2026-04-15

最終更新日: 2026-05-18

GLP-1ダイエットは美容目的の痩せ薬ですか?

いいえ。GLP-1受容体作動薬は、医師が肥満症と診断した方に向けた医学的な治療薬です。美容目的の痩身ダイエットには使えません。

いいえ。GLP-1受容体作動薬は、医師が肥満症と診断した方に向けた医学的な治療薬です。美容目的の痩身ダイエットには使えません。

「GLP-1ダイエット」という言葉から、手軽な痩せ薬を想像していませんか? 実際の位置づけは異なります。

GLP-1受容体作動薬(ウゴービ=セマグルチド、ゼップバウンド=チルゼパチド)は、医師の診断に基づく「肥満症」の治療薬です。

* 肥満症とは、肥満に加えて高血圧や脂質異常症などの健康障害を合併し、医学的に減量が必要な病態です。

* 処方の対象は、20歳以上・BMI27以上で、医師が肥満症と診断した方に限られます。

* BMI27未満の方や、美容目的・痩身ダイエット目的の方は処方の対象外です。

* 効果や用量は、医師がオンライン診察で個別に判断します。

市販のダイエット食品やサプリメントとは異なる「医薬品」である点を理解しておきましょう。GLP-1とダイエットの関係をさらに詳しく知りたい方は、GLP-1はダイエットに使える?医療目的との違い もあわせてご覧ください。

GLP-1薬と漢方薬の基本的な違い

GLP-1薬は食欲抑制・代謝改善に特化した医薬品。漢方薬は体質改善を目的とし効果発現は緩やか。

GLP-1薬は食欲抑制・代謝改善に特化した医薬品。漢方薬は体質改善を目的とし効果発現は緩やか。

GLP-1受容体作動薬(ウゴービ・ゼップバウンド)と漢方薬では、以下の点が根本的に異なります。

* GLP-1薬 :食欲抑制・満腹感延長・代謝改善に特化した医薬品。臨床試験で体重減少効果が確認されています。

* 漢方薬(防風通聖散など) :脂肪の代謝促進・便通改善など体質改善を目的としており、効果は緩やかです。

どちらが優れているというものではなく、体の状態・目的・医師の判断によって選択されます。

体重減少効果の比較

GLP-1薬は臨床試験で15〜22%の体重減少。漢方薬の体重減少効果は個人差が大きく限定的とされます。

GLP-1薬は臨床試験で15〜22%の体重減少。漢方薬の体重減少効果は個人差が大きく限定的とされます。

大規模臨床試験のデータでは以下の通りです。

* ウゴービ(セマグルチド):平均約15%の体重減少(STEP 1試験)

* ゼップバウンド(チルゼパチド):平均約15〜22%の体重減少(SURMOUNT-1試験)

* 防風通聖散など漢方薬:体重減少効果を示す大規模試験は限られており、効果には個人差が大きいとされます。

いずれの場合も、効果には個人差があります。

GLP-1薬と漢方薬の費用の違い

スリマルのGLP-1治療は自由診療で全額自己負担です。漢方薬には保険適用の製剤もありますが、処方条件は異なります。

スリマルのGLP-1治療は自由診療で全額自己負担です。漢方薬には保険適用の製剤もありますが、処方条件は異なります。

GLP-1薬(ウゴービ・ゼップバウンド)

* スリマルでは自由診療(保険適用外)として処方し、費用は全額自己負担です。

* 用量によって費用は異なります(詳しくは料金ページをご確認ください)。

* 保険が適用される処方ルートも国内には存在しますが、施設要件・医師要件など厳格な条件があり、オンライン診療の自由診療とは仕組みが異なります。

漢方薬

* 防風通聖散など一部の漢方エキス製剤は保険適用があります。

* 市販品(OTC)は全額自費となります。

費用の詳細は、診察を受ける医療機関でご確認ください。

副作用・安全性の比較

GLP-1薬は消化器症状が多い。漢方薬も体質によっては副作用が出ることがあります。

GLP-1薬は消化器症状が多い。漢方薬も体質によっては副作用が出ることがあります。

GLP-1薬の主な副作用

* 吐き気・下痢・便秘などの消化器症状(特に投与初期)

* まれに急性膵炎・胆石などの重篤な副作用

漢方薬の主な副作用

* 防風通聖散:下痢・腹痛・偽アルドステロン症(まれ)など

* 体質に合わない場合に副作用が出ることがあります

いずれも医師・薬剤師に相談のうえ使用することが重要です。

どちらを選ぶべきか

肥満症の医学的治療にはGLP-1薬が有効。体質改善・軽度の肥満には漢方も選択肢になります。

肥満症の医学的治療にはGLP-1薬が有効。体質改善・軽度の肥満には漢方も選択肢になります。

選択の目安は以下のとおりです。

* GLP-1薬が適している可能性が高い方 :BMIが高く生活習慣改善では不十分、合併症(高血圧・脂質異常症など)がある方

* 漢方薬が選択肢となる方 :軽度の体重管理・体質改善・GLP-1薬の副作用が心配な方

どちらを選ぶかは医師と十分に相談し、自分の状態に合った治療を選択してください。

参考文献

* Jastreboff AM, et al. Tirzepatide once weekly for the treatment of obesity. The Lancet. 2022.(新しいタブで開く)01200-X/fulltex

* Jastreboff AM, et al. Tirzepatide once weekly for the treatment of obesity. The Lancet. 2022.(新しいタブで開く)01200-X/fulltext)

* 日本肥満学会. 肥満症診療ガイドライン2022.(新しいタブで開く)

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