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セマグルチドとチルゼパチドの違い|作用・効果・副作用を比較【2026年版】

セマグルチド(ウゴービ)とチルゼパチド(ゼップバウンド)の違いを成分レベルで比較。作用する受容体・体重減少効果・副作用・自由診療での費用までわかりやすく解説します。

医療監修

肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。

本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。

公開日: 2026-06-26

セマグルチドとチルゼパチドの違い:結論

最大の違いは作用する受容体です。セマグルチドはGLP-1受容体のみに作用し、チルゼパチドはGLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用します。臨床試験ではチルゼパチドのほうが高い体重減少率が報告されていますが、効果には個人差があります。

最大の違いは作用する受容体です。セマグルチドはGLP-1受容体のみに作用し、チルゼパチドはGLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用します。臨床試験ではチルゼパチドのほうが高い体重減少率が報告されていますが、効果には個人差があります。

セマグルチドとチルゼパチドは、いずれも食欲や満腹感に関わるホルモンの働きを利用した成分(一般名)です。日本の肥満症治療では、セマグルチドはウゴービ、チルゼパチドはゼップバウンドという商品名で承認されています。本記事は成分の違いに焦点を当てます。製品ごとの比較はゼップバウンド vs ウゴービをご覧ください。

成分と商品名の対応

セマグルチド=ウゴービ、チルゼパチド=ゼップバウンド。ただし同じ成分でも「肥満症の適応がある製剤」と「2型糖尿病の適応の製剤」は区別が必要です。

セマグルチド=ウゴービ、チルゼパチド=ゼップバウンド。ただし同じ成分でも「肥満症の適応がある製剤」と「2型糖尿病の適応の製剤」は区別が必要です。

成分(一般名)肥満症で承認された商品名2型糖尿病で承認された商品名
セマグルチドウゴービ(注射)オゼンピック(注射)、リベルサス(経口)
チルゼパチドゼップバウンド(注射)マンジャロ(注射)

スリマルが肥満症の自由診療で取り扱うのは、肥満症の適応があるウゴービゼップバウンドです。糖尿病薬であるオゼンピック・リベルサス・マンジャロは取り扱っていません(抗肥満薬とは参照)。

作用の仕組みの違い

セマグルチドはGLP-1という1つのホルモンを模倣し、チルゼパチドはGLP-1とGIPの2つのホルモンを模倣します。GIPの追加作用が体重減少をさらに促進すると考えられています。

セマグルチドはGLP-1という1つのホルモンを模倣し、チルゼパチドはGLP-1とGIPの2つのホルモンを模倣します。GIPの追加作用が体重減少をさらに促進すると考えられています。

  • GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1): 食後に小腸から分泌され、食欲抑制・満腹感の延長・血糖コントロールに働くホルモン
  • GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド): 食後に分泌され、インスリン分泌促進・脂肪代謝の調節に関与するホルモン

セマグルチドはGLP-1受容体のみに作用する単一作動薬、チルゼパチドはGLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用するデュアル作動薬です。この受容体への作用の違いが、効果や特徴の差につながると考えられています。

体重減少効果の比較

STEP 1試験でセマグルチドは平均約15%、SURMOUNT-1試験でチルゼパチドは平均約15〜22%の体重減少が報告されています。効果には個人差があります。

STEP 1試験でセマグルチドは平均約15%、SURMOUNT-1試験でチルゼパチドは平均約15〜22%の体重減少が報告されています。効果には個人差があります。

大規模臨床試験のデータは以下の通りです。

  • セマグルチド(STEP 1試験): 生活習慣改善と併用で平均約15%の体重減少(68週間)
  • チルゼパチド(SURMOUNT-1試験): 生活習慣改善と併用で平均約15〜22%の体重減少(用量依存・72週間)

これらは臨床試験における平均値であり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。実際の効果は個々の状態や生活習慣により異なります。

2成分を直接比較した試験

セマグルチドとチルゼパチドを直接比較した試験やメタ解析では、チルゼパチドのほうが平均的な体重減少が大きい傾向が報告されています。たとえば肥満を対象に両剤を直接比較した試験(SURMOUNT-5)では、チルゼパチドのほうが高い体重減少率を示したと報告されています。ただし、これらは集団の平均的な傾向であり、どちらが自分に合うかは個人差が大きいため、効果の大きさだけで判断するものではありません。

注:具体的な数値は試験条件(対象・用量・期間)によって異なります。最新の数値・出典は原著論文・添付文書で確認してください。

血糖(HbA1c)への作用について

両成分はもともと血糖に関わるホルモンの働きを利用しており、2型糖尿病の治療(オゼンピック・リベルサス・マンジャロ等)では血糖(HbA1c)の改善も評価されます。ただしウゴービ・ゼップバウンドは肥満症の治療薬であり、糖尿病の血糖管理を目的に処方されるものではありません。糖尿病治療薬との違いは抗肥満薬とはを参照してください。

投与方法・用量の違い

両成分とも週1回の皮下注射(自己注射)ですが、用量の段階が異なります。いずれも少量から開始し、医師の判断で段階的に増量します。

両成分とも週1回の皮下注射(自己注射)ですが、用量の段階が異なります。いずれも少量から開始し、医師の判断で段階的に増量します。

項目セマグルチド(ウゴービ)チルゼパチド(ゼップバウンド)
投与方法週1回 皮下注射週1回 皮下注射
用量段階0.25 → 0.5 → 1.0 → 1.7 → 2.4 mg2.5 → 5 → 7.5 → 10 → 12.5 → 15 mg
国内承認年(肥満症)2023年2024年

自己注射のやり方はGLP-1初心者向け 自己注射のやり方で解説しています。

副作用の違い

両成分とも吐き気・下痢・便秘などの消化器症状が主な副作用です。種類に大きな差はありませんが、頻度・程度には個人差があります。必ず医師の管理のもとで使用してください。

両成分とも吐き気・下痢・便秘などの消化器症状が主な副作用です。種類に大きな差はありませんが、頻度・程度には個人差があります。必ず医師の管理のもとで使用してください。

  • 吐き気・嘔吐(最も多い)
  • 下痢・便秘・腹部膨満感
  • まれな重篤な副作用: 急性膵炎、胆石、甲状腺C細胞腫瘍リスク等(両成分で報告)

膵炎や甲状腺疾患の既往がある方、甲状腺髄様癌の既往・家族歴がある方、多発性内分泌腫瘍症2型の方などは使用できません。副作用が出た場合は速やかに医師に相談してください。

費用(自由診療)

スリマルでは両成分とも自由診療(全額自己負担)として処方しています。保険適用外で、診察料・配送料は一律無料です。

スリマルでは両成分とも自由診療(全額自己負担)として処方しています。保険適用外で、診察料・配送料は一律無料です。

成分(商品名)用量料金(税込・1ヶ月分)
セマグルチド(ウゴービ)0.25mg¥19,800
セマグルチド(ウゴービ)0.5mg¥31,900
チルゼパチド(ゼップバウンド)2.5mg¥36,410
チルゼパチド(ゼップバウンド)5mg¥55,435

※ 全用量・最新の料金はスリマル料金ページをご確認ください。

どちらが自分に合うか

どちらの成分が適しているかは、合併症・副作用への反応・体質などにより異なります。自己判断せず、医師の診察に基づいて選択してください。

どちらの成分が適しているかは、合併症・副作用への反応・体質などにより異なります。自己判断せず、医師の診察に基づいて選択してください。

セマグルチドとチルゼパチドの主な違いは以下の通りです。

  • 作用機序: セマグルチド=GLP-1のみ/チルゼパチド=GLP-1+GIP
  • 体重減少効果: 臨床試験ではチルゼパチドが高い傾向(個人差あり)
  • 副作用: 両成分とも消化器症状が主で、種類に大きな差はなし
  • 費用: スリマルでは両成分とも自由診療(全額自己負担)

参考文献

参考文献

「どうしても体重を減らない」と悩んでいませんか?

「治療を始めるべきか」「専門医に相談したいが、どの病院へ行けばよいのか」など、不安な気持ちを抱えていませんか?
症状が急に悪化したり、不安になったりしたときに、すぐに医師に相談できるよう、スリマルを利用して、治療への一歩を踏み出しましょう。

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