ウゴービは医師の診断に基づく肥満症に対する処方薬で、スリマルは自由診療のオンライン診療として提供しています。本記事は一般的な医療情報であり、効果や副作用には個人差があります。

ウゴービの副作用一覧|発生頻度・対処法・受診目安【2026年版】
ウゴービの副作用を発生頻度別に整理。吐き気・便秘など消化器症状が出やすい時期と対処法、急性膵炎など受診が必要なサインまで解説します。気になる症状は医師にご相談ください。
医療監修
肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。
本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。
公開日: 2026-04-15
最終更新日: 2026-10-26
この記事の対象読者
BMI 27 以上で肥満症と診断されている、もしくはその可能性があり、ウゴービ(セマグルチド)の副作用と安全な使い方を知りたい方向けです。
1. 発生頻度別の副作用一覧(PMDA添付文書ベース)
消化器症状が最も頻度が高く、まれに膵炎などの重篤な副作用が報告されています。
下表はウゴービ皮下注(セマグルチド)の添付文書に記載された副作用を頻度カテゴリで整理したものです。発生頻度は臨床試験成績に基づくもので、すべての方に同じように起こるわけではありません。
| 発生頻度 | 主な副作用 |
|---|---|
| 10%以上 (非常によくみられる) | 悪心(吐き気)、下痢、嘔吐、便秘、腹痛 |
| 1〜10%未満 (よくみられる) | 消化不良、頭痛、めまい、倦怠感、注射部位反応、胆石症、胃炎、低血糖(他の糖尿病薬と併用時) |
| 1%未満 (まれ) | 急性膵炎、過敏症反応 |
| 頻度不明 | アナフィラキシー、血管浮腫 |
※「低血糖」は本剤単独では起きにくく、糖尿病治療薬を併用している場合に注意が必要です。なおスリマルでは糖尿病用薬剤を服用中の方は処方対象外です。
2. 副作用が出たときの対処法はある?
多くの消化器症状は段階的な増量と生活面の工夫で軽減できます。自己判断での中止・増減は避けてください。
| 症状 | 対処の目安 |
|---|---|
| 悪心・嘔吐 | 1回の食事量を少なめに、脂っこい食事や香りの強い食事を控える。ゆっくり食べ、水分をこまめに摂る |
| 便秘 | 食物繊維と水分を意識的に取り、適度に体を動かす |
| 下痢 | 脱水を防ぐため、経口補水液などで水分・電解質を補給する |
| 注射部位反応 | 注射部位(腹部・大腿部・上腕など)を毎回ローテーションする |
| 頭痛・倦怠感 | 十分な休息と水分補給。長引く場合は医師に相談 |
GLP-1製剤の消化器症状については GLP-1製剤の吐き気と対処法 や GLP-1製剤と便秘 も参照してください。
3. こんな症状が出たらすぐ受診を(受診目安)
強い腹痛・嘔吐の継続・アレルギー症状・低血糖症状は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
- 上腹部から背中にかけて持続する強い痛み(急性膵炎を疑う症状)
- 黄疸、右上腹部の痛み、発熱(胆嚢疾患を疑う症状)
- 蕁麻疹、顔や喉の腫れ、呼吸困難(アナフィラキシー・血管浮腫を疑う症状)
- 冷や汗、動悸、強い空腹感、意識がもうろうとする(低血糖を疑う症状)
- 首のしこり、声がれ、嚥下困難(甲状腺の異常を疑う症状)
- 1週間以上続く強い悪心・嘔吐、または脱水症状
4. 医師による継続管理はどんな役割を担う?
オンライン診療でも、定期的なフォローアップで副作用と治療の適切性を継続的にチェックします。
ウゴービは 0.25mg から 2.4mg まで段階的に増量する薬剤です。各ステップで体調の変化を医師が確認することが、副作用を抑えながら治療を続けるうえで重要です。
- 開始前 : 既往歴・併用薬・BMI などから処方可否を判断
- 増量時 : 副作用の程度に応じて増量速度を調整
- 継続中 : 体重・体調・副作用の有無を継続的に評価
- 中止判断 : 重篤な副作用が疑われる場合は速やかに中止し、必要に応じて対面受診を案内
スリマルでは ウゴービの基本情報 や ウゴービの効果 と合わせ、別剤の ゼップバウンドの副作用 と比較したうえで医師と相談できます。
5. 使用できない方・慎重に使う方(禁忌・要相談)
本剤成分への過敏症の既往、1型糖尿病・糖尿病性ケトアシドーシスの方などは使用できず、妊娠中・妊娠の可能性がある方にも投与しません。授乳中や膵炎の既往がある方なども医師の慎重な判断が必要です。
| 区分 | 該当する方 |
|---|---|
| 禁忌(使用不可) | 本剤成分への過敏症の既往、糖尿病性ケトアシドーシス・糖尿病性昏睡又は前昏睡・1型糖尿病、2型糖尿病の方の重症感染症・手術等の緊急時 |
| 投与しない | 妊娠中・妊娠の可能性がある方(2ヵ月以内に妊娠を予定する方は投与中止) |
| 慎重投与・要相談 | 授乳中の方、膵炎の既往、重度の胃腸障害、重症の腎/肝機能障害がある方 |
加えて、スリマルでは以下に該当する方は問診フォームで処方対象外と判定されます。
- 20歳未満
- 初診時に BMI 27 未満
- 美容・痩身ダイエット目的の方
- ビグアナイド系・スルホニルウレア剤・速効型インスリン分泌促進剤・α-グルコシダーゼ阻害剤・チアゾリジン系・DPP-4阻害剤・SGLT2阻害剤・インスリン製剤などの糖尿病用薬剤を服用中の方
適応の可否や保険適用条件は ウゴービの適応(保険適用条件・施設基準) もあわせてご確認ください。
スリマルは肥満症のオンライン診療(自由診療)であり、対面診療および保険診療は行っていません。
参考文献
免責事項
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の適応は個別の診察により判断されます。効果・副作用には個人差があります。気になる症状や治療をご検討の方は、必ず医師にご相談ください。
