ゼップバウンドは肥満症の治療薬であり、減量を通じてSASと間接的に関わります。
ゼップバウンドは、チルゼパチドを有効成分とする注射薬です。チルゼパチドはGIPとGLP-1という2つのホルモンの働きを助け、食欲を抑えて減量を促します。日本での承認されている適応は「肥満症」であり、SASそのものを治療する薬として承認されているわけではありません。
ただし、肥満とSASは深く結びついています。体重が増えると気道が狭くなり、無呼吸が起こりやすくなるためです。したがって、肥満症治療によって減量が進むと、結果としてSASの症状が和らぐ可能性が科学的に議論されています。この記事では、その仕組みと研究の現状を順に見ていきます。
