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ゼップバウンドの値段はいくら?用量別の月額・薬価と費用の考え方

BMI27以上で肥満症治療を検討中の方へ。ゼップバウンドの値段を用量別の月額で紹介し、薬価と自由診療価格の違い、3ヶ月・1年の費用の目安、医療費控除も解説。費用も含めて医師にご相談ください。

医療監修

肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。

本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。

公開日: 2026-11-05

この記事について

この記事は、BMIが27以上で肥満症治療を考えている方に向けたものです。ゼップバウンドを自由診療で使うと、月々と年間でいくらかかるかを知りたい方にお読みいただけます。

「治療を始めたら、結局いくらかかるのだろう」と気になっていませんか? ゼップバウンドは用量によって月額が大きく変わります。また、治療は数ヶ月続くことが前提です。そのため、1ヶ月の値段だけでなく、続けたときの総額で考えることが大切です。

ゼップバウンドの値段は用量で変わる(用量別の月額一覧)

ゼップバウンドの月額は、用量が増えるほど高くなります。自由診療では、医療機関ごとに価格が決められています。

参考として、スリマルの料金(税込・1ヶ月分)は次のとおりです。

用量 月額(税込)
2.5mg ¥36,410
5mg ¥55,435
7.5mg ¥78,271
10mg ¥109,868
12.5mg ¥126,500
15mg ¥151,800

出典:スリマル料金ページ

ゼップバウンドは、有効成分チルゼパチドを含む週1回の自己注射薬です。チルゼパチドは、GIPとGLP-1という2つのホルモンの働きをもちます。どちらも食後に腸から分泌され、血糖や食欲の調節にかかわるホルモンです。

電子添文(薬の公式な説明書)では、肥満症の場合、週1回2.5mgから始め、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、通常は週1回10mgで続けます。患者の状態に応じて5mgまで減らすことや、4週間以上の間隔で15mgまで増やすこともできます(ゼップバウンド電子添文 第6版 6. 用法及び用量)。最初の月がいちばん安く、用量が上がると費用も上がる仕組みです。どの用量で続けるかは、効果と副作用を見ながら医師が判断します。用量の詳しい流れは「ゼップバウンドの用量と増量スケジュール」で解説しています。

薬価と自由診療価格はなぜ違う?

薬価は国が決めた保険診療用の公定価格で、自由診療の価格は医療機関がそれぞれ決めるため、金額が違います。

薬価とは、保険診療で使う薬について国が定めた公定価格です。最新の金額は、厚生労働省の薬価基準収載品目リストで確認できます。一方で自由診療では、医療機関が独自に価格を決めます。その価格には、薬代のほかに次の費用が含まれることが一般的です。

  • 医師の診察・処方にかかる費用
  • 副作用が出たときの相談対応
  • 配送や梱包、システム運営の費用

さらに、自由診療は保険が使えません。そのため全額が自己負担になります。薬価に比べて自由診療の価格が高く見えるのは、こうした違いがあるからです。

治療開始から維持量までの費用シミュレーション(3ヶ月・6ヶ月・1年)

治療にかかる総額は、どの用量まで増やすかで大きく変わります。ここでは、スリマルの料金をもとに2つのパターンを試算しました。

試算の前提は次のとおりです。

  • 1ヶ月分の処方を1回として計算
  • 診察料・配送料は無料

※実際の用量や期間は医師の判断によります。あくまで目安としてご覧ください。

パターンA:電子添文の通常の流れで増量し、4ヶ月目から10mg(通常の維持用量)で続ける場合

期間 内訳 総額(税込)
3ヶ月 2.5mg→5mg→7.5mg ¥170,116
6ヶ月 上記+10mg×3ヶ月 ¥499,720
1年 上記+10mg×6ヶ月 ¥1,158,928

パターンB:2ヶ月目から5mgで続ける場合

電子添文では、体重減少の程度や副作用の出方に応じて、週1回5mgで治療を続けることも考慮するとされています(7.4)。5mgで続けるかどうかは医師が判断します。

期間 内訳 総額(税込)
3ヶ月 2.5mg+5mg×2ヶ月 ¥147,280
6ヶ月 2.5mg+5mg×5ヶ月 ¥313,585
1年 2.5mg+5mg×11ヶ月 ¥646,195

同じ1年間でも、およそ50万円の差が出ます。治療を始める前に「どのくらいの期間、いくらまでなら払えるか」を決めておきましょう。そうすると、途中で無理なく続けられるかどうかを判断しやすくなります。

体重の変化には個人差があります。また、治療をやめたあとに体重が戻ることもあります。電子添文では、3〜4ヵ月使っても体重・血糖・血圧・脂質などに改善の傾向がみられない場合は投与を中止することとされています(8.16)。薬だけに頼らず、食事・運動の習慣を見直して、継続できる体質改善を目指すことが大切です。

保険適用の場合の自己負担との比較(詳細は保険適用の記事へ)

ゼップバウンドが保険診療で処方されるのは、厚生労働省の最適使用推進ガイドラインなどの条件を満たす場合に限られます。たとえば、次のような条件があります(PMDA 最適使用推進ガイドライン)。

  • 医療機関の施設要件・医師の要件
  • BMIと、肥満に関連する健康障害の条件(保険給付は高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがある場合に限る)
  • 処方する医療機関で、管理栄養士の栄養指導を含む食事療法・運動療法を6ヵ月以上行っていること

スリマルは自由診療のみのオンライン診療です。保険診療は行っていないため、薬代は全額自己負担になります。保険適用の条件や流れは「ゼップバウンドの保険適用」や「痩せ薬(肥満症治療薬)の処方条件」で詳しく紹介しています。

マンジャロ・ウゴービとの価格の違い(適応の違いとあわせて)

価格を比べる前に、それぞれの薬の適応(国に承認された使い道)を確認しておきましょう。

薬剤 有効成分 承認されている主な適応
ゼップバウンド チルゼパチド(GIP/GLP-1) 肥満症、中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(BMI27以上)
ウゴービ セマグルチド(GLP-1) 肥満症、MASH(肝硬変を伴わず、中等度以上の線維化があるもの)
マンジャロ チルゼパチド(GIP/GLP-1) 2型糖尿病

マンジャロはゼップバウンドと同じ成分です。ただし、2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満症の適応はありません。マンジャロを減量目的で使うのは、承認された使い方ではありません。そのため、値段だけで比べるのは適切ではありません。

なお、スリマルが処方の対象としているのは肥満症のみです。閉塞性睡眠時無呼吸症候群やMASHの治療は行っていません。

ウゴービのスリマルでの月額(税込)は次のとおりです(詳しくは「ウゴービの値段」)。

用量 月額
0.25mg ¥19,800
0.5mg ¥31,900
1.0mg ¥50,996
1.7mg ¥100,067
2.4mg ¥129,250

ゼップバウンドとウゴービは、成分も用量の段階も違います。そのため、単純に値段の高い・安いで比べることはできません。どちらが合うかは、体の状態や持病、副作用の出方などをふまえて医師が判断します。

安さだけで選ばない:診察・副作用対応・正規流通の確認ポイント

ゼップバウンドは医師の処方が必要な医療用医薬品です。値段だけで選ぶと、安全面のリスクを見落とすおそれがあります。

主な副作用には、吐き気・下痢・便秘・嘔吐・食欲減退などの胃腸症状があります。頻度は低いものの、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎・胆管炎、アナフィラキシー、腸閉塞を含むイレウスなどの重大な副作用も電子添文に記載されています(11.1)。糖尿病の薬と一緒に使うと、低血糖のリスクが高まります。医師の診断と管理のもとで使うことが前提です。

医療機関を選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 医師の診察を受けてから処方されるか
  • 副作用が出たときに相談できる体制があるか
  • 料金の内訳(診察料・配送料など)が事前に示されているか
  • 国内で正規に流通している薬を使っているか

フリマアプリやSNSでの個人間売買や、処方された薬を他人に譲ることは違法です。また、海外からの個人輸入には偽造品や健康被害のおそれがあります。個人輸入した薬は、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。(出典:厚生労働省。詳しくは「GLP-1の個人輸入のリスク」)

医療費控除の対象になる?

対象になるかどうかは個別の状況によって変わるため、税務署や税理士への確認が必要です。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに、所得税が軽くなる制度です。原則として、超えた部分(上限200万円)が所得から差し引かれます。一定額とは、10万円か総所得金額等の5%のどちらか低いほうです(出典:国税庁 No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除))。

医師の診療にもとづく治療のための費用は、自由診療でも対象になりうるとされています。一方で、美容や健康増進を目的とした費用は対象外です。

肥満症治療の費用が対象になるかどうかは、個別の状況によって変わります。最終的な判断は、税務署や税理士に確認してください。領収書は申告に使うことがあるため、保管しておくと安心です。

スリマルの料金(診察料・配送料無料/自由診療)

スリマルは、医師の診断にもとづく肥満症を対象としたオンライン診療サービスです。料金の特徴は次のとおりです。

  • 自由診療のため保険適用外で、全額自己負担
  • 診察料・配送料は一律無料
  • 1ヶ月分ずつの処方(定期購入やまとめ買いのプランはありません)
  • 診察はZoomで行い、決済後は当日〜翌営業日に発送

1ヶ月ずつの処方なので、費用や体調を見ながら続けるかどうかを判断できます。

治療の対象になる方

  • 20歳以上
  • BMI 27以上
  • 医師の診断にもとづき肥満症に該当する方

処方の対象外となる方

  • 20歳未満の方
  • 初診時にBMIが27未満の方
  • 美容目的・痩身ダイエット目的の方
  • 糖尿病の薬(ビグアナイド系薬剤、スルホニルウレア剤、DPP-4阻害剤、SGLT2阻害剤、インスリン製剤など)の処方を受けている方

妊娠中または妊娠している可能性のある方には、電子添文上、投与しないこととされています。授乳中の方や心臓病・腎臓病などの既往がある方は、医師が診察で処方できるか判断します。

ゼップバウンドの効果には個人差があり、副作用のリスクもあります。科学的根拠にもとづく治療を自分に合った形で続けるために、まずは費用の不安も含めて医師に相談してみませんか。

免責事項

本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の適応は個別の診察により判断されます。効果・副作用には個人差があります。気になる症状や治療をご検討の方は、必ず医師にご相談ください。

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症状が急に悪化したり、不安になったりしたときに、すぐに医師に相談できるよう、スリマルを利用して、治療への一歩を踏み出しましょう。

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