準備・保管・部位選び・打ち方・受診タイミングの5ステップで、初回からの不安をほぐします。
ここでは、GLP-1製剤(ウゴービ/ゼップバウンド)を週1回・自己皮下注射するときの基本を、初心者向けに整理します。実際の用法用量・増量スケジュールは医師の指示と添付文書に従ってください。
ステップ1:初回投与前の準備
1. 手洗い・清潔な平らな机を用意: 石けんで手を洗い、ペン本体・アルコール綿・針・廃棄用容器を並べます。
2. 薬剤の外観チェック: 製剤が無色〜薄い色で、濁りや固まりがないかを確認します。異常があれば使用せず医師に相談してください。
3. 常温に戻す: 冷蔵庫から出して数分置くと、冷たさによる刺激が減ります。電子レンジや湯せんで温めるのは禁止です。
4. 針の取り付け: ペンに新しい針を取り付け、エア抜き(空打ち)を添付文書に従って行います。
ステップ2:保管方法
* 未使用ペン: 2〜8℃で冷蔵保管します。凍結させないこと(凍結したものは使用不可)。
* 使用開始後: 製剤ごとに保管温度・使用期限が定められています。必ずウゴービ/ゼップバウンドそれぞれの添付文書を確認してください。
* 持ち運び: 直射日光・高温(夏の車内など)を避けます。保冷剤と直接触れないよう注意します。
ステップ3:打つ部位とローテーション
皮下注射が可能な部位は 腹部(へその周囲5cmは避ける)/太もも前面/上腕外側 の3か所です。脂肪が多くつまみやすい場所を選びます。
* 毎回少なくとも2〜3cm以上ずらす: 同じ場所に繰り返し打つと、しこり・脂肪萎縮・吸収のばらつきの原因になります。
* 左右と部位をローテーション: 「今週は右腹部、来週は左太もも」のように、カレンダーやアプリにメモすると管理しやすくなります。
* 避けるべき場所: 傷・赤み・かゆみ・あざのある部位、ベルトラインなど擦れる部位は避けます。
ステップ4:痛みを減らす手順
1. 常温に戻す(5〜10分): 冷たい薬液は痛みを感じやすくなります。
2. アルコール綿で消毒し、完全に乾かす: 濡れたまま刺すとしみることがあります。
3. 皮膚をつまむ: 利き手と反対の手で皮膚を軽くつまみ、脂肪層を持ち上げます。
4. 垂直にまっすぐ刺す: ペンを90度で当て、ためらわずに一気に押し当てます(ゆっくり刺すほうが痛みを感じやすい傾向があります)。
5. 注入ボタンを最後まで押し切り、数秒待つ: 添付文書で指定された秒数を保持してから抜きます。
6. 抜針後はこすらない: 軽く押さえる程度に留めます。
ステップ5:受診・相談のタイミング
以下にあてはまる場合は、自己判断せず必ず医師に相談してください。スリマルはZoomによるオンライン診療で、診療時間は10:00〜18:30(不定休/予約は1時間前まで)です。
* 強い吐き気・嘔吐・下痢・便秘が続く、脱水が疑われる
* 注射部位の腫れ・赤み・しこりが長く続く、または広がる
* めまい・冷や汗・動悸など低血糖を疑う症状(糖尿病治療薬を別途服用中の方は特に注意)
* 増量のタイミング、副作用が出たときの中断・継続の判断
* 妊娠の可能性・授乳中・既往歴に変化があった場合
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