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医療監修

肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。

本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。

公開日: 2026-04-16

自己注射が「怖い」と感じる2つの理由

「注射は痛いもの」という思い込みと、失敗への不安。この2つが自己注射への怖さを大きくしています。

治療を始める前は、「毎日、または週に一度、自分で針を刺す」という行為を想像するだけで、不安になるかもしれません。この「痛み」への不安は、実際に針が刺さる痛みもありますが、「注射をする」という行為に気持ちが構えてしまうことで、よけいに痛みを感じやすくなります。

  1. 「注射は痛いもの」という思い込み:採血や予防接種など、過去に痛い経験があると、「注射は痛い」という記憶が先にきて、不安が大きくなります。
  2. 失敗したらどうしようという心配:「ちゃんと薬を入れられるだろうか」「間違った場所に刺してしまうのではないか」といった、自己注射への不安も怖さを強くします。

現代の注射器は極細設計:機器の進化で痛みが激減

GLP-1自己注射に使う針は32〜34Gの極細設計。ペン型注入器の工夫で「ほぼ痛みなし」と感じる方も多いです。

不安を感じる気持ちはわかります。しかし、GLP-1製剤の自己注射に使う機器(デバイス)は、患者さんの負担をできるだけ減らすために、日々進化しています。この進化が、「痛み」の不安を乗り越えるための大きな助けになります。

針の細さ(32〜34G:髪の毛レベル)

現在のGLP-1製剤に使われている注射針は、一般的な血液検査や点滴注射で使う針と比べると格段に細く、髪の毛と同じくらいの細さです。

針の主な目的ゲージ(G)直径(mm)特徴
GLP-1自己注射用(最新のもの)32G〜34G約0.23〜0.18痛みを感じにくい、極細の設計
一般的な血液検査・点滴用18G〜22G約1.27〜0.71比較的太い

この極細の針のおかげで、皮膚を貫くときの刺激は「チクッ」というよりも「ほとんど何も感じない」と言う患者さんも多いです。

ペン型注入器の3つの工夫

多くのGLP-1製剤は、ペン型の注入器になっています。この注入器は、最初から薬が入っていて、入れる量もダイヤルで簡単に決められます。自分で薬を入れ替えたりする必要がなく、使い終わったら注入器ごと捨てることができます。(※捨て方は、お住まいの自治体によって違うので確認してください。)

  • 操作が簡単:針をつけ、ダイヤルを回し、ボタンを押すだけの3ステップくらいで完了します。
  • 針が見えない設計:最近では注射するときに針先が隠れるように作られている注入器もあり、「針を刺す」という視覚からくる怖さを減らします。
  • 自動で薬が入る機能:一部の機器では、ボタンを押すだけで自動的に薬が入っていくため、入れるスピードを気にしたり、手が震える心配をする必要がありません。

怖さをやわらげる自己注射3つのコツ

医療スタッフと練習する・注射部位を工夫する・深呼吸でリラックスする。3つのコツで自己注射の不安が減ります。

  1. 医師や看護師と一緒に練習する:治療を始める前に、医療スタッフから正しい注射のやり方を教えてもらうと良いでしょう。不安な点は納得するまで質問し、実際に練習すると自信につながります。
  2. 注射する場所を工夫する:おなかや太ももなど、脂肪が多い部分を選ぶと痛みを感じにくくなります。ただし、毎回同じ場所ではなく、少しずつずらして注射することも大切です。
  3. 深呼吸をしてリラックスする:注射の直前は、深く息を吸って吐いて、リラックスしましょう。体に力を入れないことで、針が入るときの皮膚の抵抗が減り、痛みが和らぎます。

まとめ

進化した機器と正しい知識で、自己注射への不安は必ず小さくなります。

「痛み」への不安は、進化した機器と正しい知識があれば、少し減るかもしれません。まずは一歩踏み出せますように!

「どうしても体重を減らない」と悩んでいませんか?

「治療を始めるべきか」「専門医に相談したいが、どの病院へ行けばよいのか」など、不安な気持ちを抱えていませんか?
症状が急に悪化したり、不安になったりしたときに、すぐに医師に相談できるよう、スリマルを利用して、治療への一歩を踏み出しましょう。

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