肥満は高尿酸血症・痛風の代表的な危険因子であり、体重管理は尿酸対策の土台になります。
痛風は、血液中の尿酸が増えすぎた「高尿酸血症」が続くことで起こります。高尿酸血症とは、血清尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態を指す病態です。この状態が長く続くと、関節に尿酸の結晶がたまり、激しい痛みを伴う痛風発作が起こります。
日本痛風・尿酸核酸学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第3版)」でも、肥満は高尿酸血症を悪化させる要因として挙げられています。太っている方は、そうでない方に比べて尿酸値が高くなりやすい傾向があります。肥満は痛風だけでなく、高血圧と肥満の関係や糖代謝の異常とも重なりやすく、複数の健康障害が同時に進みやすいのが特徴です。
つまり、尿酸値だけを見るのではなく、体重や体脂肪も含めて全体を見直すことが、痛風対策では理にかなっています。数値には個人差がありますが、体質改善の第一歩として減量が位置づけられる理由がここにあります。
