膝は体を支える関節であり、体重の増加がそのまま関節への機械的な負担につながるためです。
膝関節は、立つ・歩く・階段を上るといった動作のたびに全身の体重を受け止めています。体重が増えると、その分だけ関節の軟骨や半月板にかかる圧力が高まります。軟骨とは骨の表面を覆うクッションのような組織で、すり減ると骨どうしが直接こすれて痛みが出ます。さらに肥満は関節への物理的負担だけでなく、脂肪組織から出る炎症性の物質を通じて、関節の炎症を進める要因にもなると考えられています。
つまり膝の痛みは、単なる「使いすぎ」ではなく、体重という土台の問題を抱えていることがあります。肥満の背景には食生活や運動不足、加齢による代謝の変化など複数の要因が重なります。詳しくは肥満になる原因もあわせて確認してみてください。
