愛知県の「生活習慣関連調査(2022年度)」では、次の結果が示されています。
- 20〜60歳代男性の肥満者の割合: 30.5%(2012年の24.2%から上昇)
- 40〜60歳代女性の肥満者の割合: 18.8%
20〜60歳代男性のおよそ3割が肥満にあたります。なお、この数値は県独自の調査によるものです。調査方法が違うため、他の都道府県の数値とは単純に比べられません。
名古屋・愛知で肥満外来を探す方へ。県の肥満者割合や目標などの公的データ、特定保健指導などの相談先、医療機関の探し方を整理し、受診先選びを助けます。まずは医師にご相談ください。
医療監修
肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。
本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。
公開日: 2026-10-27
結論から言えば、愛知県では20〜60歳代男性の肥満者の割合が上がっています。県も改善を課題としています。
愛知県の「生活習慣関連調査(2022年度)」では、次の結果が示されています。
20〜60歳代男性のおよそ3割が肥満にあたります。なお、この数値は県独自の調査によるものです。調査方法が違うため、他の都道府県の数値とは単純に比べられません。
愛知県のメタボ該当者・予備群の割合は全国とほぼ同じ水準です。BMIの平均値は、男性は全国より低く、女性は全国より高くなっています。
厚生労働省「特定健康診査・特定保健指導の実施状況(令和5年度)」では、次の結果です。
| 区分 | 愛知県 | 全国 |
|---|---|---|
| メタボ該当者 | 16.2% | 16.6% |
| メタボ予備群 | 12.1% | 12.2% |
メタボ(メタボリックシンドローム)とは、内臓脂肪の蓄積に加え、血圧・血糖・脂質の異常が重なった状態です。愛知県は全国とほぼ同じ水準です。健診受診者の4人に1人以上が、該当者か予備群にあたります。
厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査 結果の概要」の都道府県別データ(年齢調整値。男性は20〜69歳、女性は40〜69歳が対象)です。BMI(体格指数)は「体重kg ÷(身長m × 身長m)」で求めます。
| 区分 | 愛知県 | 全国 |
|---|---|---|
| 男性 | 23.3 | 23.8 |
| 女性 | 22.9 | 22.6 |
男性は全国より低く、女性は全国より高い値です。年齢調整値とは、地域ごとの年齢構成の違いを補正した数値です。
愛知県は2033年度までに肥満者の割合を下げる目標を掲げ、名古屋市も生活習慣病の予防に取り組んでいます。
「第3期健康日本21あいち計画」では、2033年度までに次の目標を掲げています。
名古屋市も「健康なごやプラン21(第3次)」で、生活習慣病の予防に取り組んでいます。
40〜74歳の方は、まず特定健診(メタボ健診)と特定保健指導という公的な仕組みを使うのが第一歩です。
加入する医療保険で特定健診を受けられ、結果に応じて、保健師や管理栄養士による特定保健指導を受けられます。名古屋市国民健康保険の方は、市の案内を確認しましょう。
会社員の方は、勤務先の健康保険組合などの案内を確認してください。保健指導は、無理なく継続できる生活習慣を一緒に考える場です。体質改善の入り口として役立ちます。
BMIが25以上で、健診で血圧・血糖・脂質などの異常を指摘された、いびきや日中の強い眠気、ひざや腰の痛みがある、といった場合は医療機関で相談するタイミングです。
日本肥満学会の「肥満症診療ガイドライン2022」では、BMI 25以上の「肥満」のうち、それによる健康障害があり医学的に減量が必要な状態を「肥満症」として区別しています。診断に関わる11の健康障害は肥満症セルフチェックで確認できます。
保険診療は自己負担が医療費の一部ですが、セマグルチド(ウゴービ)を保険で処方するには「最適使用推進ガイドライン」に沿った施設・医師の要件などを満たす必要があります。自由診療は全額自己負担です。違いや医療機関の選び方は肥満外来とはで詳しく解説しています。
地域の医療機関を探すなら、日本肥満学会の公開情報とかかりつけ医が手がかりになります。
愛知県・名古屋市の情報もここから確認できます。掲載内容は更新されるため、最新の情報を確認しましょう。
高血圧や糖尿病などで通院中なら、まず主治医に相談してください。服用中の薬との関係も含めて判断してもらえます。
仕事や家事で通院の時間が取れない方には、ビデオ通話で医師の診察を受けるオンライン診療という選択肢があります。
スリマルは、株式会社MICINが運営する肥満症のオンライン診療サービスです。
処方の対象は、20歳以上・初診時BMI 27以上で、医師の診断に基づく肥満症に該当する方です。20歳未満の方、初診時BMI 27未満の方、美容目的・痩身ダイエット目的の方、糖尿病の薬の処方を受けている方は対象外です。妊娠中または妊娠の可能性がある方には、電子添文上、これらの薬は投与しないとされています。
効果には個人差があります。主な副作用として吐き気、下痢、便秘などの胃腸症状があり、他の血糖を下げる薬との併用時などには低血糖にも注意が必要です。治療は必ず医師の診察・説明を受け、医師の管理のもとで行います。
名古屋・愛知で肥満外来を探す際のポイントをまとめます。
肥満症の治療は、短期間で終わるものではありません。科学的根拠に基づき、無理なく継続できる方法を選ぶことが大切です。
体重や健康診断の結果が気になる方は、まずは医師に相談してみてください。
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。治療の適応は個別の診察により判断されます。効果・副作用には個人差があります。気になる症状や治療をご検討の方は、必ず医師にご相談ください。