この記事は、ゼップバウンドやウゴービで肥満症治療を始めた方、またはこれから始める方に向けたものです。下痢や胸焼け、ゲップ、お腹の張りが出たときの考え方と対処をまとめました。
注射を始めてから、お腹の調子が気になっていませんか? こうした胃腸症状は、薬の働きと関係しています。仕組みを知り、早めに手を打てば、治療を無理なく続けやすくなります。
なお、吐き気については「GLP-1の副作用で吐き気が起きるのはなぜ?」で、便秘については「GLP-1薬で便秘になるのはなぜ?」で詳しく説明しています。この記事ではそれ以外の胃腸症状を扱います。
先に確認しておきたい前提
- ゼップバウンド(チルゼパチド)とウゴービ(セマグルチド)は、医師の診断に基づく 肥満症 の治療薬です
- 「肥満」はBMI25以上の状態を指します。「肥満症」は、肥満に高血圧や脂質異常症などの健康障害が合併している(または合併が予測される)状態のうち、医学的に減量が必要な病態です(日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」)
- 両剤とも週1回の自己注射です。ゼップバウンドは2.5mg、ウゴービは0.25mgから始め、4週間の間隔で段階的に増量します(各電子添文)
- 効果にも副作用にも個人差があります
