海外の第3相試験では、最も高い用量で平均約12.4%の体重減少が報告されています。
イーライリリー社が実施した肥満症対象の第3相試験「ATTAIN-1」の結果を見てみましょう。この試験は、糖尿病のない肥満または肥満関連の健康障害を持つ成人3,127人を対象に、72週間かけて行われました。2025年の欧州糖尿病学会(EASD)で発表され、医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』に掲載されています。
- 最高用量(36mg)で平均約12.4%の体重減少
- プラセボ(偽薬)群では平均約0.9%
- 効果には個人差があり、全員が同じ結果になるわけではありません
数値だけを見ると魅力的に思えるかもしれません。ただし臨床試験の結果は、あくまで管理された環境での平均値です。日常生活で同じ効果が出るとは限らず、食事や運動といった生活習慣の改善とあわせて評価されている点に注意してください。減量はあくまで健康障害の改善を目的とした医学的な取り組みであり、美容目的の痩身とは区別して考える必要があります。
