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GLP-1薬の 副作用まとめ

ウゴービ・ゼップバウンドなどGLP-1受容体作動薬の副作用について、頻度・種類・対処法を解説します。消化器症状が多いですが、適切な使用で多くは管理可能です。

医療監修

肥満症・代謝疾患領域の医療情報について、医療ガイドラインおよび医学論文を参考に編集しています。

本記事は肥満症治療に関する医療情報を提供するものです。GLP-1受容体作動薬などの薬剤には副作用やリスクがあります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。詳細は医師にご相談ください。

公開日: 2025-04-01

最終更新日: 2026-03-18

医療監修日: 2026-03-18

GLP-1薬に共通する主な副作用

最も多い副作用は消化器症状(吐き気・下痢・便秘等)で、投与初期・増量時に起こりやすい傾向があります。

ウゴービ(セマグルチド)・ゼップバウンド(チルゼパチド)などGLP-1関連薬に共通して報告される副作用の多くは消化器症状です。

  • 吐き気・嘔吐:最も頻度が高い副作用。多くは投与初期・増量時に起こります。
  • 下痢:胃腸の動きへの影響で起こることがあります。
  • 便秘:胃の排出を遅らせる作用により便秘になることがあります。
  • 腹部膨満感・腹痛:消化管への作用によります。
  • 食欲低下:薬の作用として食欲が大きく減ることがあります。

これらの多くは投与継続とともに改善していく傾向があります。

副作用が起こりやすいタイミング

投与開始直後と増量のタイミングで副作用が出やすく、段階的な増量で軽減できる場合が多いです。

消化器症状が起こりやすいのは以下のタイミングです。

  • 投与開始直後:身体が薬に慣れていない時期
  • 用量を増やしたとき:増量のたびに一時的に症状が出やすくなります

そのため、通常は少量から開始し、4週間ごとに段階的に増量するプロトコルが取られます。急な増量を避けることで多くの副作用は軽減できます。

まれだが注意が必要な副作用

急性膵炎・胆石・甲状腺C細胞腫瘍リスクなど、まれだが重篤な副作用があります。強い腹痛が続く場合は速やかに受診を。

頻度は高くありませんが、以下の副作用が報告されています。

  • 急性膵炎:強い腹痛・背部痛・発熱が続く場合は速やかに受診してください
  • 胆石・胆嚢炎:右上腹部の痛みが続く場合は受診が必要です
  • 甲状腺C細胞腫瘍のリスク:動物試験で確認。甲状腺髄様がんの家族歴がある方は使用できません
  • 重度の脱水:嘔吐・下痢が続く場合は水分補給と受診を
  • 低血糖:インスリンやSU薬との併用時にリスクが高まります

使用できない方・慎重投与が必要な方

妊娠中・授乳中や膵炎・甲状腺髄様がんの既往がある方は使用できません。持病がある方は必ず医師に申告を。

  • ・妊娠中・授乳中の方
  • ・甲状腺髄様がんの既往や家族歴がある方
  • ・膵炎の既往がある方
  • ・重度の消化器疾患がある方

持病・内服薬がある場合は、必ず医師・薬剤師に事前に申告してください。

副作用を軽減するためのポイント

脂っこい食事を控え、少量ずつ食べ、水分補給を十分に行うことで消化器症状を和らげやすくなります。

  • ・脂肪分・糖分の多い食事を控える
  • ・1回の食事量を少なくし、ゆっくりよく噛んで食べる
  • ・水分を十分に補給する
  • ・急に食べ過ぎない
  • ・医師の指示どおりに増量し、自己判断で量を変えない

副作用が強い場合や長引く場合は、医師に相談してください。

参考文献

「どうしても体重を減らない」と悩んでいませんか?

「治療を始めるべきか」「専門医に相談したいが、どの病院へ行けばよいのか」など、不安な気持ちを抱えていませんか?
症状が急に悪化したり、不安になったりしたときに、すぐに医師に相談できるよう、スリマルを利用して、治療への一歩を踏み出しましょう。

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