SGLT2阻害薬のリスク
① 脱水
尿の量が増えるため、体の水分が失われやすくなります。
脱水が進むと、脳梗塞などの血栓・塞栓症につながることがあります。
高齢の方や利尿薬を使っている方は、特に注意が必要とされています。
② ケトアシドーシス
ケトアシドーシスとは、脂肪の分解で生じる酸性の物質(ケトン体)が血液中に増えすぎた状態です。
意識障害に至ることもある重い状態です。
SGLT2阻害薬では、血糖値がそれほど高くなくても起こる ことがあります。
電子添文では、過度な糖質制限 や食事がとれないことがリスクになると注意されています。
糖質制限ダイエットと組み合わせるのは特に危険です。
吐き気、嘔吐、腹痛、強いのどの渇き、だるさ、息苦しさが出たら、すぐに医療機関を受診してください。
③ 尿路感染症・性器感染症
尿に糖が多く含まれるため、細菌やカビが増えやすくなります。
膀胱炎、腎盂腎炎、性器カンジダ症などが報告されています。
まれに、外陰部や会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)という重い感染症も起こります。
④ 低血糖
他の糖尿病薬と一緒に使うと、低血糖が起こることがあります。
メトホルミンのリスク
① 乳酸アシドーシス
乳酸アシドーシスとは、血液中に乳酸がたまり、血液が酸性に傾く状態です。
メトホルミンの電子添文では、警告として注意喚起されています。
脱水、過度の飲酒、腎機能の低下、高齢などがリスクを高めるとされています。
吐き気、腹痛、だるさ、筋肉痛、呼吸が速くなるなどの症状に注意が必要です。
② 消化器症状
下痢、吐き気、食欲不振、腹痛などがよく見られる副作用です。
③ 低血糖
他の糖尿病薬と併用したときや、食事がとれないときに起こることがあります。
「ダイエット中の体」はリスクが重なりやすい
食事を減らす、汗をかく運動を増やす、お酒を飲む。
ダイエット中によくある行動の多くは、脱水やアシドーシスのリスク要因と重なります。
「痩せたい」という目的が、そのまま副作用のリスクを高めてしまうのです。