生活習慣を見直しても食欲のコントロールが難しく、体重による健康への影響が心配な方もいるでしょう。その場合は、医療の選択肢として「肥満症治療」を知っておくことも一つの方法です。
「肥満」と「肥満症」の違いは?
日本肥満学会の肥満症診療ガイドライン2022では、次のように区別しています。
- 肥満:脂肪が過剰にたまった状態で、BMI 25以上のもの
- 肥満症:肥満に加え、肥満による健康障害(2型糖尿病などの耐糖能障害、脂質異常症、高血圧など)を合併する、またはその合併が予測され、医学的に減量が必要な状態
同ガイドラインでは、肥満症の減量目標を「3〜6ヵ月で現在の体重の3%以上」としています(高度肥満症では5〜10%)。
肥満症の治療薬はどう働く?
肥満症に承認されている注射薬には、ウゴービ(一般名セマグルチド、GLP-1受容体作動薬)とゼップバウンド(一般名チルゼパチド、GIP/GLP-1受容体作動薬)があります。食欲や満腹感に関わるホルモンの働きを利用した薬で、週1回、自分で皮下に注射します。
ただし、電子添文上の肥満症の効能は「食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない場合」に限られます。薬を使う場合も、食事や運動の改善が治療の土台です。効果には個人差があります。
主な副作用・リスクとしては、吐き気、嘔吐、下痢、便秘などの胃腸症状が多く報告されています。ほかに、低血糖(特に他の糖尿病薬との併用時)、急性膵炎、胆嚢炎などの胆のう・胆道の病気にも注意が必要です。必ず医師の診察・説明を受け、医師の管理のもとで使用してください。
スリマルのオンライン診療とは?
スリマルは、医師の診断に基づく 肥満症 を対象とした オンライン診療 のサービスです。
- 診察はZoomによるオンライン診療のみで、対面診療は行っていません
- 自由診療のため保険は使えず、費用は全額自己負担です
- 処方薬はウゴービ・ゼップバウンドの2種類で、処方対象は肥満症のみです
次のような方は治療の対象外です。
- 20歳未満の方
- BMI 27未満の方
- 美容目的・痩身ダイエット目的の方
- 糖尿病の薬(ビグアナイド系薬剤、SGLT2阻害剤、DPP-4阻害剤、インスリン製剤など)の処方を受けている方
また、妊娠中または妊娠している可能性のある方には投与しません。持病や服用中の薬がある方は、診察時に医師が処方の可否を判断します。